Photoshopのフィルター機能について

Photoshopのフィルター機能についての自分用メモです。

フィルター機能とは

フィルターとは画像の変形や色調の変化などいろいろな特殊効果を加えることができる機能です。メニューバーの「フィルター」から各種フィルターを選択することで使用することができます。よく使うフィルターとしては「ぼかし」や「シャープ」などがあります。

また、選択範囲を作ることで、その範囲にのみフィルターを適用することもできます。

ぼかし系

ぼかし系のフィルターでは、画像にぼかしをかけてぼやけた感じにすることができます。「ぼかし(ガウス)」と「ぼかし(放射状)」の使用頻度が高いので、今回はこの2つについて説明します。上記とは別に「ぼかし」というフィルターもあるのですが、こちらはぼかしに強弱を付けることができないため、非常に限られた用途でのみ使用されます。このぼかしは、画像をJPEGで保存するときに、データサイズを小さくできる効果と、画像のノイズを除去してくれる2つの効果があります。

ぼかし(ガウス)

ぼかし(ガウス)は、使い勝手の良い単純なぼかしです。メニューバーの「フィルター」-「ぼかし」-「ぼかし(ガウス)」を選択すると、ぼかし(ガウス)ウィンドウが開きます。プレビューを見ながら「半径」のスライダを動かすことで、ぼかしの強弱を変更することができます。

ぼかし(放射状)

ぼかし(放射状)は、画像にスピード感を与えることができるぼかしです。メニューバーの「フィルター」-「ぼかし」-「ぼかし(放射状)」を選択すると、ぼかし(放射状)ウィンドウが開きます。「量」のスライダを動かすことで、ぼかしの強弱を変更することができます。また「方法」には「回転」と「ズーム」の選択項目があり、回転するようにぼかすか、ズームするようにぼかすかを設定できます。

シャープ系

シャープ系のフィルターでは、ピントが甘く、ぼやけてしまった画像に対してメリハリを付けてシャープな感じにすることができます。自分で撮影した写真やスキャナで取り込んだ写真はシャープ系のフィルターを適用することで大部分に良い効果があります。プロのフォトグラファーでも写真を加工する際の最終段階で必ずシャープ系フィルターを使用します。しかし、度を越えたシャープを適用すると、ノイズが出たり、被写体のエッジがギザギザになったり、白いフチができたりして写真が破綻してしまうこともあります。「アンシャープマスク」と「スマートシャープ」の使用頻度が高いので、この2つについて説明します。

アンシャープマスク

アンシャープマスクフィルターは、画像のエッジ沿いにコントラストを強調して、画像をシャープにします。メニューバーの「フィルター」-「シャープ」-「アンシャープマスク」を選択すると、アンシャープマスクウィンドウが開きます。「量」のスライダでは、シャープを適用する強さを設定でき、多ければ多いほど強くなります。設定値は160%~200%前後が一般的です。「半径」のスライダでは、シャープを適用させるピクセルの半径を設定できます。3ピクセル前後が一般的です。「しきい値」のスライダでは、シャープが適用される色階調の範囲を設定します。3~20前後が一般的です。

スマートシャープ

スマートシャープフィルターは、基本はアンシャープマスクと同じですが、アンシャープマスクにはないシャープコントロールがあります。シャープアルゴリズムを設定したり、ハイライトとシャドウの領域で起こるシャープの量を制御することができます。メニューバーの「フィルター」-「シャープ」-「スマートシャープ」を選択します。プロパティについては「量」と「半径」のスライダの意味はアンシャープマスクと同じなので割愛します。アンシャープマスクとの違いは、「ノイズを軽減」「除去」「シャドウタブ・ハイライトタブ」の3箇所です。

設定項目 説明
ノイズを軽減 重要なエッジに影響を及ぼさずに不要なノイズを軽減します。ノイズに対してシャープをかけないという表現が近く、数値を高くすることでノイズの目立ち方を抑えることができます。
除去 画像をシャープにするためのシャープアルゴリズムを設定します。「ぼかし(ガウス)」は、アンシャープマスクで使用されるアルゴリズムです。「ぼかし(レンズ)」では、画像のエッジとディテールを検出し、ディテールのシャープをより精細に制御して、シャープに伴うハロー効果(特定の箇所に引きずられて意図しない箇所にシャープをかけること)を減らします。「ぼかし(移動)」では、カメラや被写体の移動に伴うぼかし効果を減らします。「ぼかし(移動)」を選択した場合は、角度コントロールを設定します。
シャドウタブ・ハイライトタブ 「シャドウ」タブと「ハイライト」タブを使用して、暗い領域と明るい領域のシャープを調整します。「補正量」は写真のハイライト(明るい)部分またはシャドウ(暗い)部分のシャープの補正量を調整します。基本部分でかけたシャープに対してさらにどれだけ追加するかを設定します。「階調の幅」は数値が大きくなるとシャドウ、ハイライトに含まれる色の範囲が大きくなります。「半径」は数値が大きくなるにつれてシャドウ、ハイライトに隣接する部分がより多く含まれるようになります。

その他のフィルター

今回説明した、ぼかし系とシャープ系のフィルター以外にも写真の加工のときに作風によっては使うことがありそうなフィルターを軽く紹介します。

逆光

太陽の光を見たときのような光が拡散している表現をしたいときは逆光フィルターが便利です。イラストを描いたりするときにも使えます。メニューバーから「フィルター」-「描画」-「逆光」を選択します。

チルトシフト

写真をミニチュア風に見せるためにぼかすフィルターです。アオリ(見下ろし)気味で写した遠景写真に対して、彩度を良い感じに上げてから、チルトシフトフィルターを使用します。メニューバーから「フィルター」-「ぼかしギャラリー」-「チルトシフト」を選択します。

複数のフィルターを同時に適用したいとき

複数のフィルターを同時に適用したいときに、フィルター適用後の画像をプレビューしながらプロパティや適用する順番を細かく調整したいことがあります。そのようなときは「フィルターギャラリー」を使用すると便利です。メニューバーの「フィルター」から「フィルターギャラリー」を選択するとフィルターギャラリーウィンドウが開きます。

フィルターギャラリーウィンドウが開いた状態で、まずはフィルターの一覧からどれでも良いので好きなフィルターを選択します。続いて、右下のエフェクトレイヤーから「新しいエフェクトレイヤー」のアイコンをクリックすると、新しくレイヤーが一つ追加されます。この状態で先程選んだものとは別のフィルターをクリックすると、新しく追加したレイヤーに対してフィルターを適用することができます。

現時点で、エフェクトレイヤーには2つのレイヤーが作られており、それぞれに別々のフィルターが設定されています。試しに2つあるレイヤーをドラッグ&ドロップで順番を入れ替えてみます。これでフィルターを適用する順番を入れ替えることができました。

参考
スクールの教科書
Photoshop での画像のシャープとぼかしの調整
Photoshop TIPS 「スマートシャープ使ってますか?」 | フォトグラファーとして生きていく