Amazon EC2にてサーバを構築する方法を勉強したのでメモしておく。
仮想マシンのインスタンスを作成する
- AWS Management Consoleにログインしたら、EC2を選択する。
- 画面右上のメニューから使用するリージョンを選択する。今回は**Asia Pacific (Tokyo)**を選択する。
- 画面左側のINSTANCESメニューから、課金タイプのメニューを選択する。
※課金タイプには、Instances, Spot Requests, Reserved Instancesの3つが存在するが、今回は一番シンプルなInstancesを選択する。InstancesのLaunch Instanceからインスタンスの作成メニューへ移動する。
※インスタンスの課金タイプについてはこちらで説明されている。
CHOOSE AN AMI
使用したいOSを選択する。
INSTANCE DETAILS
インスタンスのスペックなど、詳細を決めていく。
- Number of Instancesには作成したいインスタンスの数を入力する。
- Instance Typeでは作成したいインスタンスのスペックを選択する。※インスタンスのスペックによって料金が変わってくるので、今回は一番安価な**T1 Micro(t1.micro, 613MB)**を選択する。
- Continueを選択する。
- Advanced Instance Optionsの項目については、ほとんどデフォルトで問題ないが、Termination Protectionはインスタンスの削除にロックをかけるオプションなので、実際に運用する際にはチェックを付けておくと良い。
- Continueを選択する。
- Storage Device Configurationの項目はデフォルトのままにする。
- Continueを選択する。
- KeyごとにValueを設定する。KEYがNameになっている項目のValueにはインスタンスに付けたい名前を入力する。
- Continueを選択する。
CREATE KEY PAIRフェイズ
SSH接続に使用する為の秘密鍵を指定する。
- 秘密鍵を作成済みの場合はChoose from your existing Key Pairsに鍵を指定する。持っていない場合はCreate a new Key Pairから鍵を作成する。
- Continueを選択する。
CONFIGURE FIREWALLフェイズ
Security Groupを設定する。
- 既にSecurity Groupを作成済みの場合はChoose one or more of your existing Security GroupsからSecurity Groupを選択する。作っていない場合はCreate a new Security GroupからSecurity Groupを作成する。
今回のSecurity Groupの設定ではSSH接続とHTTP接続を許可する為に、以下のようにルールを追加する。
Port (Service) | Source |
---|---|
22 (SSH) | 0.0.0.0/0 |
80 (HTTP) | 0.0.0.0/0 |
- Continueを選択する。
REVIEWフェイズ
- 設定の内容に問題が無ければ、Launchを選択してインスタンスの作成を開始する。
インスタンスからAMIを作成する
基本的にインスタンスを停止すると、インスタンス内で保持していたデータは失われてしまう。 その為、インスタンスを停止した場合でもデータが消えないようにELASTIC BLOCK STOREにVolumeを作成する必要がある。
インスタンスの作成が終わったら、作成したインスタンスを選択し、右クリックから Create Image (EBS AMI) を選択し、AMIの作成を行う。
※その際、 Root Volume への保存か、EBS Volumesへの保存かを選択することが出来る。Root VolumeとEBS Volumesの大きな違いはインスタンスを停止した際に内容のデータが保持されるかどうかという点である。
Root Volumeはただの起動イメージなので、インスタンスを停止した際にはインスタンス内のデータは保持されない。これは無料で使うことが出来る。
EBS Volumesはインスタンスを停止した場合でもインスタンス内のデータが保持される。使用には課金が発生する。基本的にRoot VolumeとEBS Volumesのどちらにも作成しておくことをお勧めする。
Root Volumeに作成したAMIはImagesメニューのAMIsから確認を行うことが出来る。
EBS Volumesに作成したAMIはELASTIC BLOCK STOREメニューのVolumesから確認を行うことが出来る。
インスタンスとEBSのVolumeが紐付いていることを確認する
- ELASTIC BLOCK STOREメニューからVolumesを選択する。
先程作成したVolume(EBS Volumes)を選択し、Attachmentの項目を確認する。Attachmentの項目が、INSTANCESメニューのInstancesに作成したインスタンスのInstance(識別ID)の項目と一致していれば、紐付けが成功している。
参考
amazon-ec2で仮想マシンのインスタンスを作成する-前編