まずはIPアドレスの確認を!
Windowsであれば、コマンドプロンプトでipconfig
コマンド、MacやLinuxであれば、ターミナルからifconfig
コマンドを実行し、IPアドレスを確認しましょう。自分が意図したIPアドレスになっているかを確認してください。
IPアドレスが未割当であれば、ルータに接続することでDHCPによってIPアドレスが割り当てられます。
また、固定IPアドレスに変更したにも関わらず、固定IPアドレスに変更されていないということがよくあります。この場合も一度ルータに接続したり、イーサネットの無効化→有効化を試したり、IPアドレスの変更設定を再度行ってみてください。それでも固定IPアドレスに切り替わらない場合は次のことを試してください。
コマンドプロンプトからipconfig /release
を入力し、IPアドレスを破棄した後、ipconfig /renew
によって、IPアドレスを再取得します。
同じネットワークアドレス(グループ)に所属しているか
物理的に機器同士がLANケーブルで繋がっていたとしても、IPアドレスのネットワーク部が一致している機器同士でなければ、通信ができません。
例えば、192.168.100.15のようなIPアドレスは、大きく「ネットワーク部」と「ホスト部」に分けられます。大雑把に言うと192.168.100の部分がネットワーク部、15がホスト部です。
ネットワーク部とホスト部を分割するものとしてサブネットマスクというものがあります。
IPアドレスは0.0.0.0から255.255.255.255の間で決まりますが、これを1クオーター(ドット.区切り)あたり8ビット、4クオーターで合計すると32ビットの2進数で表現することができます。つまり、0.0.0.0は00000000.00000000.00000000.00000000となり、255.255.255.255は11111111.11111111.11111111.11111111となります。
例えば、サブネットマスクとして255.255.255.0を指定した場合には上位24ビットがネットワークアドレスとなり、下位8ビットがホストアドレスとなります。つまり、機器のIPアドレスが192.168.100.15でサブネットマスクが255.255.255.0だとしたら、通信するもう一方の機器は192.168.100.○に合わせる必要があります。